投資入門
このように金融商品の投資をすることはリスクもいっしょに背負い込むことになります。ではリスクを防ぐ方法はあるのでしょうか。まったくゼロとはいいませんが、リスクを防ぐ方法はあります。
まず、リスクを最低限に抑えるために考えなければならないことは、投資をするときに、手持ちの資金を貯蓄型金融商品と投資型金融商品にわけて投資を行うことです。お金を分散するということです。
投資の世界では、手持ちの資金の30%から40%程度が投資型金融商品にまわすのがいい言われています。ただし、手持ち資金に十分な余裕があったり、年齢が若い場合には、投資型の金融商品への投資の割合を増やしてもいいかもしれません。
このように手持ち資金の30%から40%、あるいはもっと多く60%ぐらいまでの投資型の金融商品に投資したとします。ここでもリスクを防ぐための方法をとる必要があります。
それが「分散投資」の考え方です。「分散投資」によってリスクを防ぐわけです。しかし、投資対象となる株式や債券、投資信託、外貨建て商品といってもそれぞれリスクの度合いが異なっています。そこで株式なら株式にすべての資金を投資するのではなく、いくつかの投資商品に分散することで、リスクを減らすということができるのです。
例えば、株式を例にとると、輸出型の企業も輸入型の企業もどちらも為替変動リスクというリスクがついてまわります。一方の株価があがれば、一方の株価が下がるというのは輸出関連企業の宿命のようなものですが、どちらか一方だけに投資をしたのでは、大きな損をだす可能性があります。
そこで、輸出関連企業と輸入関連企業の両方に投資をしておけば、為替が変動してもどちらかで損失がカバーできることになり、リスクをそれだけ抑えることが可能になります。 また、投資信託の場合でも、日本株を対象にした投資信託商品と、海外を対象にした投資信託商品の両方に投資をしておけば、為替変動リスクは抑えることができます。
このように同じ投資型金融商品への投資でも、分散することによってリスクを十分に防ぐことができるわけです。
また、もう一つの方法は、「長期保有」をすることです。最近では、インターネット取引が増えてきて、個人投資家でもひんぱんに株式の売買を行うことが可能になりましたが、短期間で売買を繰り返すとそのぶん株式の手数料もばかなりません。
ですから、株式によっては、長く保有していれば、株価の多少の値動きに左右されることは少ないですから、大きな利益を得ることもできませんが、大きなリスクにさらされることも少ないわけです。
そうしたことを考えると、とくに個人投資家の皆さんには、短期間でしょっちゅう売買を繰り返すようりも、1年や半年、3年といったある程度長い期間、株式を保有することを勧めます。
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